成身院光宣の墓

☆逆修について☆

逆修(「げきしゅう」または「ぎゃくしゅ」)とは、その人物を生前に供養することによって、死後にその縁者が供養するよりも七倍も功徳があるとされる信仰のことで、大和に限らずこの時代の各地に散見される習俗である。
墓の側面にはご覧の通り右側に「逆修法印光宣」、左側には「応仁二年八月」と見えるが、これは逆修墓が建てられた日時を示す。中央の彫刻上部脇には右に「文明元年」、左に「十一月廿日」とあり、光宣が文明元年十一月二十日に入寂したことを伝えている。

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